スペイン個人旅行~7日目~バルセローナ~カタルーニャ音楽堂
建築家Lluís Domènech i Montanerによってムダルニズマ様式で設計されたコンサートホール。
1905年から1908年にかけて、カタルーニャ・ルネサンス(文芸復興運動)において指導的役割を果たした合唱団、ウルフェオー・カタラー(Orfeó Català、1891年設立)のために建設。
建設にあたってはバルセロナの篤志家たちの財政支援も受けている。
この音楽堂の建設によりモンタネールは1909年にバルセロナ市より賞を受けた。
入場券は日時指定で事前に購入しました。€19/人
世界遺産カタルーニャ音楽堂 内部見学ガイドツアー<英語> | スペイン(バルセロナ)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA(ベルトラ)
このロビーで開始を待ちました。
レンガの太い柱の間の奥に、後ろから光が当たるステンドグラスのある素敵なカウンターのCAFE BAR
予定時間を3分ほど過ぎたところで、英語ガイドが現れ、リハーサル室に入り、座りました。
オルフェオ・カタラン合唱団のリハーサルホールは、カタルーニャ音楽堂の建設がスタートした1905年に建物の礎石が敷かれた場所です
スクリーンが降りてきて、映像鑑賞。
カタルーニャ音楽堂の歴史や建設、人物に関する重要性とその理由を学びます。
英語で15分ほどです。
細部にわたる彫刻も美しく、モンタネールの代表的な装飾モチーフである花模様もあしらわれています。
手すりを支える柱は中に捻れた柱を黄色いガラス管で覆っています。
総面積 112,38 m2 を誇るこのホールの名前は「オルフェオ・カタラン合唱団」の創設者である「ルイスミレー」の名に因んでいます。
ステンドガラスのドアを出ると
テラスの全ての柱にはモザイクタイルで美しい花模様の装飾があしらわれています。
一つとして同じ模様はありません。
素敵!
横幅は12,48 m、1階から天井までの高さは13,21 m 、総座席数は2.049席。
中心は花、外側には女性の顔の模様。
その周りには赤と白の陶器製の薔薇。
ワグナーのオペラWalküreの『バルキューレのドライブ』が、表現されてます。
舞台の両脇には、詩歌・音楽・学問・芸術などを司る女神の彫刻が左右に9体づつ全18体飾られています。
胸部から上が彫刻、その下がモザイク画で描かれているのが特徴的。
最後に3,700本のパイプのオルガンの自動演奏を数分拝聴しました。
薔薇の装飾の間のくぼみ部分を凝視してみると、無数の丸い穴があいています。
これは空気調整のための穴、つまりエアコンの送風口。
南側の外観です。
当初の入り口です。
現在の入口は西側の新しいガラス張りの方です。
とても素晴らしく、見応えがありました。