フランス個人旅行、コロナ禍、81歳の義母と ~事前準備編
コロナ禍はなかなか、終わりが見えません。
感染してほしくないので、義母に会う機会がめっきり減り、久しぶりに外出して、驚きました。
100m歩く度に休憩が必要、少しの坂道や階段を上るのが困難な状態。
年齢の割に若々しかったのに、年齢相応かそれ以上になっていました。
コロナ禍で誰もが外出を控えました。
高齢者が外出を控えると、フレイル(運動機能低下)状態になってしまいます。
義母は3年前に肺動脈塞栓症になり、肺機能が低下しているところにコロナ禍。
嫁の私にはとても優しく、孫の世話など、とてもお世話になったのに、お返ししていないと慌てる私。
まだ行ったことが無い義母を花の都パリに連れて行ってあげよう。
夫の費用負担の了解を取り付け
私:「一緒にフランス旅行に行きましょう。」
義母:「無理。パスポートの期限も切れているし」
私:「戸籍抄本があれば、今は空いていて、すぐに取れますよ」
義母:「体力に自信が無い」
と言いながら、戸籍抄本を取り寄せていた!
私が付き添って、一緒に手続きに行き、無事に取得しました。
ここで、航空券を購入しました。
母はビジネスクラス、私はエコノミークラスを考えていましたが、義母の希望で二人ともビジネスクラス。
全額を義母が貯金があるからと支払いました。
私:「フランス入国は規制なしだけど、日本入国にはワクチン接種証明が必要だから、スマホにアプリを入れますね。マイナンバーカードは持っていますか?」
義母:「持っていない」
私:「今月の〇日に、近所の自治体の施設で無料でマイナンバーカードの手続きができますよ」
無事に取得しました。
シニア用のアンドロイドのスマホだからか、接種証明アプリがダウンロードできない。
義母:「大変そうだから、あきらめるわ」
と言いながら、すぐに最新のiPhone 13に買い替えていた!
無事にワクチン接種証明書とMY SOSのダウンロード完了。
義母:「入れ歯を新しくしたら、合わなくて、食べられないから、キャンセルしたい」
私:「キャンセル料金は一週間先でも同じだから、もう少し、入れ歯の様子を見ましょう」
義母:「入れ歯の調子は良くなったけど、夏バテしているから、キャンセルしたい」
私:「フランスは日本より、涼しくて乾燥していますよ。
なるべく歩かないように、旅程を考えています。
キャンセル料は一週間先でも同じだから、もう少し、様子を見ましょう」
身体を鍛える器具を購入して、鍛え始めた。
かかりつけの医者から、家事ができているのなら、言っても大丈夫と言われたとか。
さあ、どんな旅行になるやら?!
頑張れ私!
あさば旅館
2021年11月に義母への親孝行ということで泊りました。
510年以上前に、浅羽弥九郎幸忠が修善寺曹洞宗開山のため、訪れ、堂守のため門前に開いた宿坊が始まりの旅館。
一階のロビーからテラスに出て見える景色
客室の窓から見える景色。
庭園に能舞台があります。
加賀大聖寺藩主の前田利鬯子爵が東京・深川の富岡八幡宮に寄進したものを、明治後期に移築しました。
約40年前から「修善寺藝術紀行」と題し、能楽、狂言、新内、文楽、琵琶楽を、一流の師を招き、公演。
夕景
夜景。
畳敷きの床の間には、季節の掛け軸と山野草。
本革張りの椅子、ソファなどから能舞台のある庭園を眺める。
客室にも高野槙の露天風呂がありました。
日本百名湯に選ばれた修善寺温泉を客室の内風呂、露天風呂ともに源泉掛け流し。
他に池のほとりにある野天風呂、女性風呂、男性風呂、空きがあれば入浴可能な家族風呂。私は男性風呂以外全部入りました。
寝具はオーナーや女将が使用感をチェックして特注したもの。
洋室で夕食をいただいている間に和室に布団を敷いてくれたのですが、和室にも入り口があり、音もたてず、気づかないうちに終わっていたことに驚きました。
見た目はピンと張られたシーツとふわふわの布団ですが、寝心地もとても良かったです。
地元の旬の海川、山野の幸を客室でいただきます。
美味しかったです♪
私たちがロビーでお茶を飲みながら、庭園を眺めていたら、有名な俳優のお二人が、結婚式のお色直しの和装の姿で通りました。
スタッフに聞いたら、チャック・アウトとチャック・インの間の時間に、能舞台で結婚式ができるとのこと。
白無垢で能舞台で結婚式を済ませ、お色直しをして、これから披露宴のようでした。
そのスタッフも当日の朝まで知らされていなかったとか。
トップ・シークレット。
マスコミは一切いなかったです。
さすがです。
厳格な審査がされるフランスのホテル・旅館・レストランの協会組織「ルレ・エ・シャトー」に、日本で初めて加盟。
古い建物は、営業を続けながらも、少しづつ改修。
畳やリネンなどは常に心地よい肌触りであるように、少しづつ交換。
「私たちは宿を経営しているというよりも、守り人と思っています。
長く続くこの宿や地域のひとつの繋ぎ手として、代々から預かったものをしっかりと管理して、この場でのひとときをお客様に喜んでいただく、ただそれだけに勤しんでいます」と女将の浅羽弥佐さん。
日本クラシックホテル⑥
2020年12月、go toトラベルを利用し、冨士屋ホテルに泊まりました。
1878年、山口仙之助が藤屋旅館を買収し開業。
1891年に本館、1906年に西洋館、1936年に花御殿が建てられ、
登録有形文化財となっています。
三代目の山口正造の代に飼われていた尾長鶏の姿をフロント前の彫刻としている。
reasonableな価格のフォレス・ウィングに泊まりました。
美味しかったです♪
天井には日本アルプスに自生する636輪の花、507羽の鳥、237羽の蝶が描かれている。
チャーリー・チャップリンやヘレン・ケラーも泊ったそうです。
旧御用邸の菊華荘でgo to トラベルのクーポン利用でいただきました。
1895年に皇室の宮ノ下御用邸として建てられた純日本建築。
美味しかったです♪
日本クラシックホテル⑤
2020年10月、go toトラベルを利用し、東京Station Hotelに泊まりました。
訪日外国人の急増を機に、東京駅内に1915年に開業しました。
東京駅の設計は辰野金吾ら。
2003年に東京駅丸の内駅舎が重要文化財に指定され、2007年から2012まで、保存・復元工事をしました。
ドーム天井下の八角形の角には、左を向く八羽の鷲。両翼を広げ約2.1m
壁上部の緑に白の干支の彫刻は、全部で8カ所。子(ねずみ/北)、卯(うさぎ/東)、午(うま/南)、酉(とり/西)は省かれています。ガラス繊維強化石膏で作られています。
夕食はカントニーズ燕ケンタカセでいただきました。
美味しかったです。
ここの朝食は質も高く種類も多く、とても良かったです。
今までで1番素晴らしいと思った朝食です。
go to トラベルがとてもお得なので、10月に4箇所に泊まりました。
そして、日本クラシックホテルの会のパスポートに宿泊したホテルのスタンプを押してもらい、ここで4箇所目だったので、日本クラシックホテルならどこでも使える昼食券二人分を受け取りました。