スペイン個人旅行~5日目~バルセローナ~サグラダファミリア
サグラダファミリアも事前に日時を指定した入場券を購入しました。
Sagrada Familia and Tower on the Nativity facade €36 にしました。
朝、空いているうちに、池に映る姿を見に行きました。
午前中は生誕のファサードが順光です。
サグラダファミリアとは聖家族の意。
「生誕のファサード」と一般の人は入れない「地下礼拝堂」のみ世界遺産。
Antoni Gaudiの作品。1882に着工。Gaudiは1926年に死去。その後は内戦により、設計図が散逸したことと資金不足で、未だに完成しない。
中央の慈愛の扉口の上部には白い鳩が舞う生命の木、糸杉。
糸杉の頂点にキリストを象徴する赤い十字架。
糸杉の下には「Jesus Hombee Salvador(救世主イエス)」のJHSの文字。
糸杉とJHSの文字の間には、白いペリカンの親子がいます。
指定の時間の少し前に、荷物の検査をしてから、入り口の前まで入ります。
ベツレルムの星と天使の下に「キリスト降誕」
左がユダヤの支配者ヘロデ王が幼少のイエスを殺害しようとしていることを知り、エジプトへ逃げるイエスを抱くマリアとヨセフ「エジプトへの逃避」
右がキリストの誕生を恐れたヘロデ王が2才以下の幼児をすべて殺害「幼児虐殺」
左が聖エリザベトを訪問する聖母マリア
中が法律学者と議論するキリスト
右が大工として働く若き日のキリスト
指定した時間になると入ります。
教会内部の柱は、天井へと延びる木の幹の様です。
訪れた人が大きな森の中にいるような感じになります。
交差部の高さは60mあり、祭壇は12本の柱に支えられています。
パラシュートのような天蓋の下に膝を折り曲げたキリストの磔刑像が吊り下げられています。
天蓋の縁には葡萄の飾りや、50個のランプ、屋根には小麦が立てられています。
Gaudiは光の入り方にこだわりました。
太陽の光が差し込むと赤、緑、青、黄色のステンドグラスを通して、教会中が輝きます。
特に西日が差し込む時間には、内部の床や柱を照らし、神秘的な空間が広がります。
塔への入り口には、表示があり、ロープに沿って並ぶようになっていました。
時間になると入場券を提示し、小さなポシェット以外はコインロッカーに入れるように指示されます。
€1コインが必要です。後で返金されます。
行きはエレベーターで上ります。
帰りはこの階段を降ります。
螺旋階段が途中から普通の階段になり、ガラス窓から教会内部が見られます。
受難のファサード
出口は受難のファサード側です。
Gaudi没後にJosep Maria Subirachsが12の彫刻を手がけ、最後の晩餐からキリストの墓までを表しています。
扉の前に、柱に括り付けられ鞭打ちの刑をうけているキリストの像。
福音の扉にはキリストの生涯最後の2日間について、新約聖書から8,000字を抜粋し刻まれて、重要な部分が金文字で装飾されています。
左がエルサレムの市民にローマ総督ピラトがキリストを見せる場面「この人を見よ」
右が総督ピラトが死刑を下す場面「ピラトの判決」
7月は22時にマリアの塔の星と受難のファサードがライトアップされました。
日没が21:30頃でした。